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おしっこのもれ(尿失禁)を経験したことはありませんか?
実は統計によれば、40歳を超えた女性の半数には尿失禁の経験があるそうです。
最近は病院にかかれば症状をやわらげる方法がみつかる場合が増えてきました。
「トシのせい?」と、あきらめずに、泌尿器科に受診してみると、案外悩みが減るかもしれません。
尿失禁にもいろいろなタイプがありますが、女性の場合では、
腹圧性尿失禁(おなかの圧力に負けてもれる)
切迫性尿失禁(強い尿意に我慢ができずにもれる)
の2つが代表的です。
◆腹圧性尿失禁
たとえば、
- 咳やくしゃみをしたとき
- 笑ったとき
- 急に立ち上がったとき
- 重いものをもったとき
などに、尿意もないのに腹圧がかかったときに尿がもれることを言います。女性の尿失禁の約70%がこのタイプです。
その主な原因は、骨盤の臓器を支える筋肉(骨盤底筋)のゆるみです。
特に出産の経験の多い方に起こりやすく、肥満や便秘も関係している場合があります。
治療法としては
- 骨盤底筋のトレーニング
- 薬物療法(尿道をしめる括約筋を強くする薬。抗うつ薬を使うこともあります)
- 手術療法(最近は尿道中部をメッシュ状のテープで支える方法が多く行われます)
などの方法があります。
◆切迫性尿失禁
たとえば、
トイレの近くまで来たら、間に合わなくてもれる
下着を下ろしている最中にがまんできずにもれる
という形のもれ方をいいます。尿の回数が多い「頻尿」を伴っていることも多いです。
原因としては、膀胱炎や膀胱腫瘍の場合もありますが、「過活動膀胱」が多いです。
「過活動膀胱」の主症状は尿意切迫感です。本当の原因はまだわかっていませんが、年齢とともに症状が出てくることが多いようです。
治療法としては
- 膀胱炎なら抗生物質
- 膀胱腫瘍なら手術治療
- 過活動膀胱なら行動療法や薬物療法
です。
過活動膀胱に対して使う薬としては主に「抗コリン薬」というものが使われます。80%ほどの患者さんに効果がでるといわれています。
副作用として便秘、口が渇く、などが生じることがありますが、最近は副作用のおさえられた薬もでてきています。
尿失禁は、おこる場面によっては生活上の大問題に感じられることもあることと思います。
泌尿器科には最近尿失禁の患者さんがたくさんみえています。お気軽に泌尿器科医に相談してみてください。きっと、皆さんに適した治療方法が見つかると思います。
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